アナログからの移行について
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いちおう電気屋ですが、アンテナは専門で無いので経験に基づいた事を書きます。
違ってても怒らないでね!
地デジ対応の機器に取り替えるのが一番ではありますが、予算的・美観的(?)に替えたくない人もたくさんいると思います。
というわけで、とりあえず映れば金掛けてまで無理に替えたくないや!という人のために、ざっと書いてみました。
| !!! CAUTION !!! ここに書かれている内容は、戸建住宅のアンテナに関しての内容です。 マンション・ケーブルテレビは対象外です。これらを利用している方は、管理者に問い合せてください。 |

ご存知、屋根の上のアンテナ。
皆さんご存知の「八木アンテナ」ですが、TVのものとしてはこの2種類である事が大半です。
写真の上側にあるのが「VHFアンテナ」と呼ばれる物で、CH1〜12までを担当します。
棒(エレメントという)が長く本数がまばらと覚えておけばいいと思う。
その下にあるのが「UHFアンテナ」。CH13〜62までを担当。
こちらのエレメントは短く、本数が沢山ある場合が多い。
そのほか、共同アンテナ(マンションなど)や公共施設などには、FMラジオ用のアンテナが付いている場合があり、つまり3種類くっついている事もある。
さて、都市部などはVHFのみで放送が行われている場合がある。(CHが1〜12で全て収まって言う場合は可能性大)
この場合、UHFのアンテナは大抵付いてないのですが、地デジの場合はこのUHFのアンテナが必要になります。
もし無ければ、新たにUHFアンテナを上げる必要があります。
すでにUHFアンテナが有る場合、向きを変えれば引き続き使用する事ができます。
(局の場所が変わらない場合はもちろん向きも変える必要はなく、そのまま使えます。殆どの地域では向きの変更は必要ありません)
VHFアンテナは、地デジ移行後は不要になります。
●放送で使う範囲
| CH | 1 〜 12 | 13 〜 52 | 53 〜 62 |
| アナログVHF放送 | |||
| アナログUHF放送 | |||
| 地上波デジタル放送 |
| ■・・・対応させるべき範囲 |
このように、現在アナログUHFさえ受信できていれば、アンテナはそのまま使用できる可能性は高いです。
望みを持とう!
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移行に至るまでのネックと対策
この騒動で、良からぬ業者がボッタクリ工事をしそうな予感なので、それっぽい事を書いておこうかと。
機器編
| アンテナ |
上に書きましたが、UHFのものが引き続き使用できます。痛んでいなければ取り替える必要は無いです。
ただ地域によっては(都内など)向きを変える必要がある。もし痛んでいれば、ついでに取り替えてもらえば工賃を節約できる。
先に書いたように、VHFアンテナしかない場合は、大変遺憾がらも新たにUHFアンテナを上げる必要がある。
電波の強度が低い地域の場合(山間部や何かの陰になるところ)、微調整及びアンテナを大型の物に取り替える必要がある場合があるかも。
アナログはザラザラでも見えるが、デジタルだとある一定の電波強度以上が無い場合は全く映らない。
| 一口メモ アンテナ工事で気になるのは、やはり料金。 立地条件やアンテナの種類によりもちろん値段は違いますが、大体1〜2万円程度が多いと言われます。 そこのア・ナ・タ!ボッタクられていませんか?アンテナ本体はせいぜい3〜6千円程度です。残りが工賃。 工事の際、ちゃんと明細表は貰いましょう。 よほど特殊なアンテナを設置しない限り、家庭用で1万円以上のアンテナなんてありません。 「アンテナってこんな値段だお!」とか言って2万もアンテナ本体代を請求されたら、それはたぶん悪徳業者です。 ちょっといいアンテナを通販で安く買い、今流行の「施主支給」(自分で用意した物を取り付けてもらうよう依頼する)という手もあります。 嫌がる業者もいるけど・・・ |
楽天市場で見る、アンテナ事情
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まずはこれ。安・・・ 個人的に、メーカーはマスプロを勧めたいところです。 品質はお墨付きです。 何も言わずに業者に取り付けを頼むと、このクラスを使用する場合が多いです。 意外に安くてビックリするでしょ? |
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ちょっと背伸び。上の物より、お値段1000円ちょっとアップ。 高性能タイプというやつです。もうちょっと電波が強いほうがいいな〜って場合は、こっちのほうがいいかも。 なぜかというと、場合によってはブースターが要らなくなるので、電気代が減ります(そんなに変わらないけど) あと、ブースターはとても高価です。プラス1000円で1万が浮けば、充分お得だしね。 また、地域外受信を狙うアニオタにも、高性能アンテナは強い味方である。 |
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これは、驚愕の30素子アンテナ。超玄人向きです。長さ3mです。恐ろしい・・・ 素子(魚のあばら骨)は多いほど感度が上がります。それと同時に、アンテナ調整はシビアになり(指向性が上がるので)、でかくて風にあおられるので取り付けを強固にしなければならなくなります。 ただし、その感度はまさに脅威。そこらに14素子がゴミのようだ! 商品レビューを見ると分かる通り、電波が弱くて困ってる人にはかなり好評です。 |
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実はこれ、個人的におすすめです。 ていうか、まさにこれが我が家についています。 アンテナは20素子と中の上的なサイズです。 何が凄いかというと、その耐久性。 金具部分は、普通は錆びてポッキリ行きやすい部分にステンレスと溶融亜鉛メッキ(いわゆるどぶメッキ。鉄塔などに使用され耐久性が非常に高い)を施した部材を使用、すぐ腐るウンコメッキな部材は一切使われていません。 普通はアルミで出来ているエレメント部分までステンレスです。 海辺に住んでて、錆ですぐアンテナがぶっ壊れると嘆く人にはかなりおすすめ。潮の飛んでこない山間部なら、物理的破壊さえ起きなければ30年は余裕で持つ予感がする逸品。 |
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最後に、いわゆる共同受信用(マンションとかに使う物)のアンテナを・・・ 業務用みたいなもんなので、耐久性は抜群。 ステンレス製なので、特殊な地域にでも設置しない限り、働き盛りが平均余命になるくらいまでは持つ気がする。 値段はべらぼうに高いけど、値段相応の造り。 プロ気取りなあなたにぴったりです? |
| ブースター編 |
地デジのみに使用するのであれば、今のままでOK。
なんか「地デジ用しか使えない」と騙された人がいると仲間内で聞いたので、騙されないように。電波を強くするだけなので、デジタルもアナログも糞もない。
ただ、デジタルになると電波がシビアになる地域も有るので、取替え(取り付け)を業者に推奨されるかもしれない。
長く使えば当然痛んでくるので(屋外に取り付けられている場合は特に)、アンテナ交換ついでに替えてもらってもいいが、取り付ける必要がある根拠を説明してもらいましょう。
充分電波が強い場合、わざわざ取り付ける必要はないです。
電波強度がシビアな場合、ブースターの利得を調整する必要があるかもしれない。テレビに入力される電波の強さは、ただ強ければいいわけではなく、場合によってはわざわざ弱める必要もあります。
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我が家のPC用デジタルチューナーの例。 うちってちょっと電波が弱いからと言って調子に乗って共聴用高利得ブースター(人からもらった)を取り付けているが、何故かこのチューナーだけデムパが強すぎて受信を拒む(測定しても普通だし、謎)、仕方なくアッテネーターと呼ばれる抵抗を取り付けている。 上げた後に下げる。本末転倒だね! |
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これがアッテネーター。 アンテナケーブルと機器の間に挟んで使う。 猫の額ほどの大きさ。 |
| 一口メモ 少し話がズレるが、BSアナログ→BSデジタルもアンテナを含めそのままでOK。 ただし、BSの一部のチャンネルは見られない。 また、その一部BSのチャンネルやCSデジタル(e2等)を見たい場合は、アンテナだけでなく、後述の分配器やブースターも取り替える必要がある事に注意。 取り替えなければならない理由は、これらの新しく加えられた周波数帯が、現在のアナログBSの周波数帯を超えた部分まで使用する為。 詳しくはコチラ |
| 分配器・混合器編 |
基本的にそのまま使用可能。新築から20年以内なら、接続方法もちゃんとしている場合がほとんどなので、まず問題は無いはず。
地デジ対応を謳う最近の品は、F型接栓専用がほとんどで、シールド対策をしっかりした構造になっている。(ノイズに強い)あるに越したことはないが、機能的には大きな違いは無い。
ただ、極端に古い物は信号が減衰する(本体や接続部の劣化など)ので、映りが悪くなる(信号が弱まる)場合がある。また、昔は結構適当な接続が行われていることが多いので、簡単に点検ができる環境の人は、一度覗いてみてもいいと思う。
心配であれば、プロに測定器で調べてもらってもいいと思う。機械は客観的判断をしてくれます。
ていうか、実際に地デジチューナーで映して見て、映らなかったと判明してから対策してもいいと思う。要は映ればいいんです、はい。
| ケーブル編 |
同軸ケーブル(断面が丸い物)であれば、普通は大丈夫。
古い家では200Ωとか300Ωといったもの(平べったい)が使われている場合がある。
これらはほぼ間違いなく30年以上前のものなので、この際取り替えてしまってもよいかもしれない。(芯線に水が入り、断線したものをよく見るので)
同軸ケーブルもいくつか種類があって、最近は2重シールドの「S-5C-FB」が使われる。
衛星放送を混合して使うなら、この線がオススメ。というより、今から線を引き直すなら、S-5C-FB一択です。他を選ぶメリットは、ほぼありません。
5Cとか4Cとか種類がありますが、コレはケーブルの太さの単位です。アンテナの屋内外の配線には、普通5Cを使用します。
細いと安いですが、安いからと言って他のケーブルを使うのはやめましょう。距離が長いほど、太さの違いが現れます。
少し前まで一般に使われていたのが5C-2Vなどといった線は、シールドが一重である以外はS-5C-FBとあまり変わらない。
衛星だろうが、別にこれでも映る(うちはそのままで使ってます。配線が取替えできないので。露出配線嫌だし)。
古い家などで、極稀に3C-**なる線が使われている場合があります。これは・・・・・・・余裕があったらぜひ替えてください。最近の部材は、この太さの線を考慮していません。
配線は、やり直す場合は露出になる場合が多々あるので、剥き出しが嫌で、今現在の使用に支障が無いなら無理に変えなくてもいいと思う。
線の種類は、ケーブルに記載されているはずです。気になる人は見てみましょう。
楽天市場で見る、ケーブル事情
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アンテナから1階までで、ちょうど良さそうな20m巻です。 信頼のマスプロ。 ケーブルを買う前に、ざっと長さを調べましょう。 余るのはいいとして、足らないのは最悪です。 ジョイントすればいいんですが、無駄に金が掛かるし、損失の元になります。 |
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こっちは色違い。好みでどうぞ。値段は一緒。 何となく黒のほうが長持ちする気がする。 |
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これは、両端に予めF型接栓が取り付けられたタイプ。 加工が面倒なら、これを使ってもいい。ただし長さを自分で調整できない。 片方だけF型接栓が取り付けられた製品もある。 これなら、長さ調整も出来るし、片方は加工の手間がない。 |
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いっその事、家中全部やり直すお!という気合の入った方は、こういう箱単位で買うと非常にお得になる。 もし余ったら近所親戚に配ろう。ヤフオクで売ってもよし。 残った分の保管時は、濡れないように注意。 断面部分に水が入った場合、網線やシールド箔が腐食して使い物にならなくなります。 |
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デジタルテレビの場合、接続はF型接栓を使用すると決められています。 なので、これを取り付けましょう。 工具は、カッターナイフ・ニッパー・ペンチがあればOK。どれも100均で揃う。 |
| 一口メモ 自分で楽天のリンクを貼っておいてアレだが、最後に紹介したF型接栓について、もし大量使用を考えていて、なおかつヤフーオークションのIDを持っているならば、オークションで買うことをおすすめします。 アンテナなどは、オークションより楽天で買ったほうがいい。ポイント付くし。 しかし、オークションで業販向けと思われる、袋に詰めただけのものが非常に安く買うことが出来ます。 試しに使ってみましたが、普通に使えて特に問題も無し。 いろんな出品者が居て、中には粗悪品を扱う者もいるかも知れないので、過去の評価をしっかり確認し、お得に買物をしましょう。 私の場合、アンテナ工事をされている方から落札しました。メール便で発送してくれたので、送料も安くいい買い物だった。 変なストアの場合、送料をボッタクる場合があるので慎重に選びましょう。
加工に使うF型接栓は、使用するケーブルの太さに対して専用品を用意してください。 5Cの太さのケーブルに4C用のF型接栓を使用、といったような他のサイズのものは使用できません。間違えて買うと無駄な出費になってしまいます。 |
| 壁のターミナル類編 |
壁についているTV線のコンセント(ターミナル)、これも地デジ用が存在する。
それらデジタル対応品は分配器と同様、シールドがキッチリなされている。
これも基本的には既存の物をそのまま使える。余裕があれば取り替えてもいいかも。(錆とか亀裂で接触が悪くなってる事もあるので)
古い家の場合、ターミナルで送り配線がされている場合がある。これはメーカーとしてはあまり推奨されていない。
まぁ結局映ればいいので、今映ってればあまり意識しなくてもいいかな・・ブロックノイズが出やすいなど映りに問題が起きる場合、原因の一つとして疑ってみる程度でいいかと。
ちなみに、部材以外にも、この部分の施工に難が有る場合がある(接続やシールドの処理が雑、など)のも付け加えておきます。
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いまどきは、壁内配線からテレビコンセントへの接続も、F型接栓を使用する。 こうした最近の物は、地デジではともかく衛星放送(特にCS)の場合は違いが出やすいかも。 |
| 壁からTVまで編 |
実は、ここに罠が有る場合が・・・
この機会に、TV廻りの線は綺麗に取り替えてもいいと思う(分配器・分波器を含めると高いけどね)
コネクタは、F型接栓と呼ばれるネジ止めのものが推奨されている。
もし替えられるなら、これがおすすめ。ネジ止めなので勝手に抜けないし接触不良も防げる。ノイズにも強い。
壁のターミナル(上で記述)も、最近の物はF型接栓が直接取り付け出来るものがある。出来ない場合は、壁のターミナル以外をF型接栓に統一できれば理想ですね。
もちろんそのままでも映ると思いますが。
配線は必要最低限の長さで。無駄な長さは信号の減衰やノイズを拾う元なのでやめたほうがよい。
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(補足) 古いTVからの移行について。 古いTVに見られる平型の線は、現在は全く使われません。また、VHF/UHFの分配器も必要ありません。 同軸を直接TVに接続すればOKです。 余分な物は取り外すのが原則ですので、これを機に配線をリフレッシュしましょう。 |
| 業者を選ぼう!編 |
近所のクチコミが重要だったりします。高いと内容に関わらず愚痴られますが・・・
キチンと施工するのはプロにとって当たり前ですので、あとは予算との擦り合わせですね。
予算があれば、家電屋の連れてくる業者よりも電気工事店のほうがオヌヌメです。高いけどさ・・・
ドサクサでCATVを勧める業者もいるらしい。あくまでも自分の意志で決めましょう。
あと見積もりは貰おう。
必要ない工事はきっぱり断れると、なおさら安く住みます。
| 施工する立場からの意見編 |
分からない事は最初に聞いてね!要望は最初に全部教えてね!
「ついでにコレ持って帰って」とか言って壊れた32型ブラウン管TVを渡さないでね!
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