世界の建設と電気工事と工業 北朝鮮編


     

専門業界にいると、これって外国ではどうしてるんだろうと、ふと気になってしまったりします。
県外や別の電力エリアに言っても作法の違いなんかに感心したり戸惑ったりしますが、じゃあ外国はどうなんだ!とう訳で、ネットで外国を覗いてみようと思った次第。


朝鮮民主主義人民共和国
Democratic People's Republic of Korea
電力網周波数:60Hz
コンセント電圧:100/200/220V
公用語:朝鮮語
首都:平壌
面積:120,540km2(第97位)
人口:23,906,000人(第48位。2008年)

結構人口が多いんだね。

ご存知、海の向こうにある、よく分からない国です

この国はネタが多すぎるため、複数のページで構成されています。ページの一番下に次のページへのリンクがあるので、順を追って見て頂くと良いかと。


建設編
高層アパート編
最初に断っておきますが、これ書いてる人は朝鮮半島の言語を全く知りません。
頼りの機械翻訳も、怪しい文章しか出力してくれません。しかも音声は機械翻訳すら不可能です。
よって内容が間違ってるかも知れないので注意してね。

共産国と言えばダサい(個人的には好きだが)高層マンションと言われるほどですが、親愛なる金正恩同志の御指導により近代的なアパートを建てるようになった(らしい)。
うん、見た目はおしゃれなタワーマンションです。外見に関しては韓国のマンションよりかっこいい。
そんな建設現場よりリポートな動画です。8時のニュースみたいな番組のコーナーらしい。
インタビューを受けるおっさん。緊張しているのか棒立ちw
なんか軍人に見えるけど、北朝鮮では軍人が家を建ててるのか?
左官に勤しむ人たち。
クソ狭い場所に3人もたかってモルタル塗ってます。しかもすごいスピードで塗ってます。
動きが早すぎてキャプるのが大変だったw
細かい事でアレだが、ヘルメットが各人違うのはどうでもいいのか。
あと他の動画を見てもそうですが、北朝鮮のヘルメットには、なぜかあご紐がありません。
日本でこんなメット被って現場に入ったら普通に殺されるわ。
電気工事キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
どういうプランか知らんが、入り口でもない場所にスイッチを付けてます。
旅行者ブログのホテル内写真を見るに、以前の北朝鮮では当たり前のように松下の配線器具を使っていたようですが、経済制裁の影響で貨客船が止まり日本から輸入が出来なくなったせいか、はたまた安い中国製でいいと思ったのか、ここで使われているのは中国製のようです。中国や欧州で一般的な、正方形型のプレートのスイッチですね。
窓を何かしてる所。
アジアの建造物全般に言えますが、高層だろうが普通に窓が開きます。

これはベランダの窓ですね。北朝鮮は基本的に寒い地方なので、サンルーム風にベランダにも窓が付けられる事があるようです。
ベランダにガラスがない住居の場合、張り出し部分にビニールを張って、なんちゃってサンルーム(というか室内の防寒対策らしい)をしていた所、将軍様の「見た目が汚らしい。外国人が見たら笑う」の一言で強制撤去令が発令、燃料不足で暖房蒸気や電気が止まってる家は大変な目にあっていると記事になっていました。
ていうかおまえら、心配しなくても今でも十分に世界から笑いm(ry


ソース
平壌のマンションのベランダから窓ガラスが消えた理由 - 中央日報(2011年2月7日)
内装の仕上げ工事中。
枠にペンキ塗ってますね。

狭い場所で、わざわざ二人もたかって仕事をしています。一人作業禁止なのか?
上の左官のシーンといい、どう見ても撮影用パフォーマンs(ry
完成。
これはどうやらキッチンのようです。キッチンパネルかタイルをびっちり貼り付けてツヤツヤです。
作り戸棚みたいな所にまで、わざわざ貼ってあります。

動画中で天井が何度か映りましたが、照明が映らない。無いことはないだろうけど・・・
住宅に限らず、動画で写る室内照明の多くは、むき出しの電球ソケットが1つだけ。

北朝鮮内では最近、電球型蛍光灯が流行っているようで、動画でやたら写っています。
しかも、広い部屋の真ん中にポツンと1個とか、そんな感じです(新築も)
なので、ここも恐らくソケットが一つ付いただけかと。
たぶん電気が足らないから強制省エネしているんだろうと思う。
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インフラ配管工事編
給水か排水か分かりませんが、管路工事の様子です。これもニュースのコーナーの一つ。
管の接続が、カップリングでなく溶着式です。こんなの初めて見た。
外国では一般的なんだろうか。

これは、圧着を行うための装置です。鉄筋の圧接みたいに、機械で双方の配管を押し付けるものです。
ヒーターの付いたコテで双方の管の端口を加熱して溶かした後、機械で押し付けます。
むぎゅ・・・・
これを繰り返しながら、掘削した溝に敷設していっています。
これは90度の曲がり部分。
人と暇だけはいくらでもあるので、手間が掛かっても部材を減らす努力をしてる感じですね。

手で持っている、ハンドルの付いた板状の物が、加熱用のこてです。
出来上がったら、すかさず現場にパス。
これは、橋梁部分の配管のようです。
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謎の公共施設編
何か知らんが、これが完成予定図らしい。素敵なデザインです。
赤い字で何か書いてあるが、これが施設の名前かな。
で、工事の様子。完成予定図の屋根R部分の梁かな?
見ているだけで、何か生理的に不安になる。
並行してる梁同士の接続が無い。梁に対して柱が妙に細い。
躯体表面には打ち重ねの目が見えまくってます。ちゃんとくっ付いてるんだろうか。

北朝鮮では、工事現場には赤い旗を立てる決まりがあるようです。日立みたい。
梁の上で何かしている人。
それより、何で梁の天端がこんなに凸凹してるのwwww
ガス溶接のようなものをしています。
てか何の溶接してんの
建物の傍らにある、よく分からない地下構造物。
プールか何かだろうか。妙に深いが
ちょっと引いた場面。上の写真の謎の地下構造物が左下にちょっと写ってます。

建機がほとんど見当たりません。この現場は人力が主力のようです。
まぁ屋根載せる時はクレーンが来ると思うけど。

一部はコンクリート壁になっているようですが、なぜか後打ちです。
さてこのおねーさん、北朝鮮の建設現場では割とよく行われているらしい、激励の歌を歌う人です。
現場で歌を歌ってくれるらしい。
建設現場以外でも、田植え戦闘の激励も行なっているようです。畦道に一列になって歌ってるシーンがあった。

ちなみに、動画中には何故か生の歌声は一切流れない。
これも歌の人。街宣車とういうか選挙カーみたいな物で現場に乗り込んでくるようです。
中国から輸入したと思われる、トヨタ・コースター(マイクロバス)のコピーみたいな車です。
噂だと日本車禁止令が出ているらしいが、代わりに使っているのが日本車のコピーっていう。
中国で氾濫しているハイエースのピーコ品も沢山輸入されているらしく、動画に多数登場します。

“北 日本車運行禁止令予想外に強硬” - Daily NK (2007年7月26日)

しかし、誰も言う事を聞かない

6月から日本車が再び使用禁止、核実験制裁への対抗措置か―北朝鮮 - レコードチャイナ (2009年10月13日)
 しかし大型車は除外され、しかも期限付きw

既に禁止令が破られてるのか、去年観光客が撮影された写真にバッチリ日本車が写っています。
懐かしのバブル車・8代目クラウンが元気そうで、目頭が熱くなった。

ただし、走っている日本車はかなり減っているようです。
名目は経済制裁の報復らしいが、実は日本にとって全くダメージがない。ほとんどが無価値な中古車だしw
代わりに走ってるのは中国製の車とか、北朝鮮内で製造されている車(中国車や型落ちフィアットなどのノックダウン生産)です。生産ラインはあの統一教会系企業が支援して建設されています。
中国車×北朝鮮とか、イタ車×北朝鮮とか、何かすごい組み合わせです。数学の世界では負と負の積は正なんだけど、自動車の世界では・・・

まだまだ続くよ! 次→建設編その2へ
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