知られざる床固めの世界

床固工とは治山ダムと同様に渓床を横断して施工する工作物で、その高さが一応2〜3m以下ものをいいます。
(近畿中国森林管理局サイトより)

突如作った→2011年の、道路付近の様子 NEW !

突如行ってみた→一の沢編(途中まで) NEW !

注)画像が多いので、古いPCでは危険かもしれないです。っていうかこのページ開いてる時点で手遅れか

     

2009年12月某日、なんとなく暇なので国立公園・大山の旧環状道路をドライブしていたら、ふと気になった。
別に今までに何度も通ってるんだけど・・・

これは、地元では有名な「二の沢」と呼ばれる所。
(主なものは、一の沢〜三の沢まである)
もともとこの山、風化が激しくて常に落石が起こっている状態。なので、大雨が降ると土石流が発生するのは、もはや恒例行事。
これを撮影している道路ばたも・・・

このように、土砂の通り道になっている。この道路を横断するように土砂が左側の下流へと通り過ぎる。
(1番目の写真は、青い車のちょっと手前あたりから右側に向けて撮影したもの)
そのため、大雨の後は大抵が通行止めになる。地元ラジオの交通情報では、ここの通行止めは必ず読み上げられる。
落石やブルトーザー作業に耐えられるように、この部分はコンクリート舗装になっている。
麓には、この沢の通行止めをお知らせする看板が設置されている。(近所に迂回路が無いので、通るときは必ず確認しよう)
道路左側には、道路状態を監視するカメラがある。ちなみに、この映像はインターネッツで見られるよ!
大山環状道路情報 - 日野総合事務所 県土整備局 ライブカメラ(冬期は見られません)
紅葉の名所なので、シーズンになると渋滞しまくる。ここは結構雪深いので、冬季は通行止めになるので注意。ここの開通は春の訪れの目安になります。

さて、今回のお題。この沢って上はどうなってるんだろうと、ふと思った。
しかし、残念ながら二の沢は工事中のようで(侵食や土砂流入や流出が凄いので、常に復旧工事をしているようなもん)近寄れそうにない。

そこで・・・

隣の三の沢に来たお!

手前は環状道路のコンクリート舗装。


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登山なんぞする準備などは全くしてないので、チラッと覗くつもりで・・・

一つ乗り越えたところ。写真では平坦に見えるが、そこそこ傾斜が有る。
これは砂防ダムというより床固めというものらしい。侵食で床が深くならないように「階段」を作っている。
地質は石と礫で、非常に脆い。
ここの床固め、妙に新しいなと思って見ると、

おお!今年じゃねーか。
それにしても巨大なプレート(以後、戒名と表記)。十円玉と比較して欲しい。
でもいい事だ。コストダウンだの無駄だのと言って最近はエンブレムや銘板は手を抜かれがちであるが、作品にはきちんとそれに見合った名札をつけるべきだね。

さて、ここまで来てしまうと先が気になってくる。もうすでに夕方なんだが。
さらに、その先にも堰堤ハケーン!

ん?次は22かよ。
上からの連番ではないらしい。施工の順番か?
これも今年の施工。この井木組というのは、鳥取中部で名の通った老舗の中堅土木建築会社。サイトもあるよ!

シンボルマークとやらが、戒名プレートの反対側にくっついている。

地面は、非常に歩きにくい。まだここは比較的歩きやすいという事に、後で気づく

次は18号だった。
施工業者の澤田建設は、鳥取西部を拠点とする中堅会社。
こちらは平成19年施工。意匠も他と異なる。

コンクリートは、まだ新鮮な色をしている。
当時整えられた法面が崩れている。
この通り、岩が崩れただけの土砂にはほとんど養分が含まれていないみたいで、草木が全然成長してない。
だから、侵食が止まらないんですね。

途中、登山客とすれ違う。山の掟(?)挨拶をする。
どうやら、この上から頂上まで登山が可能だという。しかし、かなり難易度が高いとの事。山頂(尾根)の崩壊が激しく、そこから落ちたら200m以上一気に滑落するとの事。
コワイヨー!!!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル


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次は17だった。これもH19年なので、さっきのとペアルックですね。

さぁ〜ガンガンいくぞ〜!
既に、ちょっとだけ覗くだけという当初の計画は忘れ去られている。
比較的広い道路が付いているが、これは工事用車両の通行のための物。一般車はここへは入れない。

雲が無くなり頂上が顔を出した。どう見ても頂上は危険です。

ブナの原生林と、宿り木。
お月さんも出てます。

沢と道路がクロスしている所で路面が崩壊!
何やらコンクリート構造物が洗掘されて倒壊してるように見える。
しかし、崩落面は登山者によって昇り降りしやすく道が作ってあった。感謝

沢底から。
山がだいぶ近くなった。もしや崖下まで行けるか?と少し欲が出る。


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これもH19年のもの。
この年のものは16・17・18の3基ですか。
3つならペアじゃなくてトリオか。。。

おお!真正面に山がきたぞー!崖部分は思ったより近そうに見える。
ん?次の2つの床固めは古く見える。

知らない人向け解説。大山のこの面は「南壁」と呼ばれる。この山は見る角度で姿が全く違うので、こうやって通称名がいろいろ付いているのです。

やっぱ古いみたいですねー。
土石流発生時に堰堤部分をゴロゴロと石が転がっていったのか土砂撤去時にバックホーに食らったのか分からんが、角がボコボコになっている。
戒名を見たいのだが、手前のものは近づけず。なので、奥側のものを確認。

堰堤によじ登り、天場から下を覗き込むように撮影。
いきなり古くなって昭和47年だった。
鳥取森林管理署ではなく、倉吉営林署とある。
ググった所、どうやら平成になってから統合や改称があったようで、それが今の鳥取森林管理署となっている模様。
第1号とある。じゃあこの下のは2号か。

この堰堤から山を眺めると・・・

なんか凄い高い人工の壁がある!カコイイ!行きたい!気になる!
既にチョイ見だけの予定からかけ離れているのであった。


次へ(続き)

おまけ:突如作った→2011年の、道路付近の様子


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